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チンゲンサイのいろいろなミネラル分
チンゲンサイは緑黄色野菜らしく無機質類(ミネラル)も豊富に含まれています。特に多いのはカリウム、カルシウム、リン、鉄です。水素、炭素、窒素、酸素を除いた地球上に存在する元素がミネラルです。
約100種類という多くの元素があるのですが、人の栄養素として必要となっているものが16種類(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素)あります。更に、厚生労働省で摂取基準を設定しているのは、この中からイオウ、塩素、コバルトを除いた13種類です。こうした必要とされるミネラルがチンゲンサイにはバランスよく豊富に含まれています。
カリウムは過剰ナトリウムを体外に排泄する作用を持っています。つまりナトリウムと密接に関係した成分であり、体内でナトリウムが過剰になっても、それをカリウムが作用してナトリウム量の調整をしてくれるわけです。
骨や歯をつくる成分でお馴染みなのがカルシウムです。カルシウムは骨粗しょう症の予防にも重要な働きをします。更には血液を固める補助、ストレス緩和という効果も持っています。最近の日本人はこのカルシウムが不足しているという報告もあり、しっかり摂取しておきたいものです。
リンも体を構成するために必要なミネラルです。リンは筋肉、神経、脳、肝臓などの組織に含まれており、人が生命活動をする上で重要な役割を果たしています。リンはカルシウムやマグネシウムと結合することで、骨や歯の形成に働きます。また、リンは、たんぱく質、脂質、糖質と結合して核酸(DNA、RNAなど)の構成成分にもなります。
鉄も必須ミネラルです。赤血球を構成する成分が鉄で、鉄は全身の細胞と組織に酸素を運ぶ働きをします。
チンゲンサイの栄養と健康効果