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チンゲンサイの基礎知識
今や中国野菜の代表的な存在にもなっているのがチンゲンサイでしょう。カタチは大きなスプーンが重なったような特徴的なもので、淡緑色の茎も幅があって厚みもたっぷりあります。
緑色の大きな葉は丸みを帯びていますが、加熱することでほのかな甘味とシャキシャキとして食感が両立し、中華の炒め物、スープなどにはまさにピッタリな野菜です。
本来は秋から冬が旬ですが、最近ではいろいろな料理に使われているため、周年出回っています。
チンゲンサイを漢字では「青梗菜」と書きます。それは、軸・茎が青い菜という意味です。原産地は中国の華中・華南地域だとされており、一方でアブラナ科の原種については地中海沿岸の原産とされています。おそらくここから分化した種類が中国に伝わって、華中・華南地域でチンゲンサイとして根付いたのでしょう。
厳密には結球しないツケナ類「小白菜」にチンゲンサイは分類され、「小白菜」というのは古くから中国では食べられていた野菜となっています。
日本へやってきたのはかなり最近で、それは日中国交回復(1972年)以降となっています。この当時にはいろいろな中国野菜が日本に入ってきたのですが、特にチンゲンサイは味や食感が日本人の嗜好にピッタリ合って人気を得たのです。
チンゲンサイの種類としては青い軸の色のものと白いものがあり、これらは「青茎・パクチョイ」、「白茎・パクチョイ」となっています。ただ最近では、軸が青いものを「チンゲンサイ(青梗菜)」、白いものを「パクチョイ」として区別しています。
チンゲンサイの栄養と健康効果